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「実務者研修のレポートってどうやって書いたらいいの?」「レポートの内容を知りたい」とお悩みの方も多いでしょう。
実務者研修のレポートはスクールにより内容が異なりますが、書き方や問題の解き方にはコツがあります。
基本的には初任者研修のレポートと同じ要領で、テキストの内容を理解し、なるべく端的に、重要なキーワードを用いながら記述すれば問題ありません。
今回は『実務者研修のレポートの内容』『レポートの書き方』『レポートに取り組む際の注意点』などを解説していきます。
この記事を読んで、実務者研修のレポートについて理解し、提出期限までにレポートを終わらせる自信をつけましょう!
【実務者研修】課題レポートの内容
実務者研修のレポートは次の条件により、受講期間やレポートの内容が異なります。
- ・所有資格によって免除がある
- ・レポートの内容はスクールによって異なる
ひとつずつ解説していきます。
所有資格によって免除がある
実務者研修は次の保有資格により、介護過程Ⅲや医療的ケアなど科目の免除があります。
- ・介護職員初任者研修
- ・訪問介護員研修(ホームヘルパー)1級
- ・訪問介護員研修(ホームヘルパー)2級
- ・訪問介護員研修(ホームヘルパー)3級
- ・介護職員基礎研修
- ・喀痰吸引等研修
ここでは、特に関係の深い初任者研修に絞って、レポートによる通信学習の時間を解説していきます。
初任者研修を持っていない場合
初任者研修を持っていない無資格の場合では、免除となる科目はありません。
実務者研修の受講時間数は合計450時間で、受講期間は約半年です。
そのうち、介護過程Ⅲと医療的ケアをあわせて、スクーリングは約60時間ありますので、レポートによる通信学習が約390時間となります。
初任者研修を持っている場合
すでに初任者研修を修了している場合は、実務者研修の受講時間が合計320時間、受講期間は最短で約1ヶ月になります。
スクーリングの時間数は、初任者研修の有無にかかわらず約60時間です。
320時間の受講時間からスクーリングの約60時間を差し引いた、約260時間がレポートによる通信学習となります。
初任者研修を持っていない場合の通信学習は約390時間でしたので、初任者研修を持っていると約130時間が免除されます。
(参照:厚生労働省『制度改正の概要』)
レポートの内容はスクールによって異なる
レポートの内容に決まりはないため、スクールによって多少の違いがあります。
しかし、ほとんどの場合は問題集のような形式をとっており、レポートを提出して合格点を取らなければなりません。
問題の形式は選択式・記述式・穴埋め式などさまざまです。
スクールへの提出方法は、郵送や持ち込みなど受講生の都合に合わせて対応してくれるスクールが多いようです。
また、WEB提出が可能なスクールも増えており、多くの方が利用されています。
レポートには提出期日が設定されているケースが多いので、オリエンテーションのときに確認しておきましょう。
【実務者研修】課題レポートの書き方
実務者研修の課題レポートは提出期限が設定されているので、記述式・選択式にかかわらず、なるべく早く問題を解く必要があります。
レポートの書き方で、おさえておきたいポイントは次の3つです。
- ・週単位で計画的に進める
- ・効率よく回答するコツを見つける
- ・初任者研修のレポートと同じ進め方でOK
ひとつずつ解説していきます。
週単位で計画的に進める
実務者研修のレポートは、週単位で計画的に進めていきましょう。
初任者研修を持っていない場合、週あたり約17時間を半年かけて取り組む計算になります。
初任者研修を持っている場合は受講期間にもよりますが、最短約1ヶ月での修了を目指すなら週あたり約34時間という計算になります。
働きながら実務者研修を受講する方は、毎日決まった時間を学習に充てるのは現実的に難しいはずです。
1日あたりではなく週単位で考え、イレギュラーにも対応できるよう計画しましょう。
効率よく回答するコツを見つける
実務者研修のレポートを早く終わらせるには、2つのコツがあります。
- ・問題を科目別でとらえる
- ・問題文からキーワードを見つけテキストの索引から調べる
どうしてもわからないときはインターネットで調べたり、先輩職員に聞いたりしてもよいでしょう。
実務者研修の自宅学習のやり方は、別に詳しく解説した記事がありますので、そちらもあわせて参考にしてください。
(関連記事:『実務者研修の自宅学習が間に合わない!効率的に進めるポイントを解説』)
初任者研修のレポートと同じ進め方でOK
初任者研修を受講した方なら、初任者研修のときと同じ進め方で取り組めば問題ないでしょう。
ただし、実務者研修では難易度が上がるため注意が必要でしょう。
初任者研修の問題は適切でないものを選ぶ選択式が多く、答えを見つけやすいです。
対して、実務者研修では正しいものを選ぶ選択式になっており、ひっかけ問題も多く、問題ごとにテキストとの見比べが必要になってきます。
また、初任者研修のレポートの書き方は、別の記事で詳しくまとめていますので、あわせて参考にしてください。
(関連記事:『初任者研修のレポート課題の作成に役立つ例文や注意点を紹介』)
【実務者研修】答えを写すだけのレポートはNG
早くレポートを終わらせるためには、早く答えを見つける必要がありますが、ただ答えを写すだけのレポートでは学習の意味がありません。
実務者研修を受ける方には、近い将来に介護福祉士の受験を検討している方も多いはずです。
実務者研修で学ぶ内容は、介護福祉士の試験にもつながっていることを忘れないでください。
介護福祉士の試験対策という意味も込めて、内容を理解しながら実務者研修のレポートに取り組みましょう。
実務者研修のレポート|Q&A
実務者研修のレポートについて、よくある質問は次の2つです。
- ・実務者研修のレポートは難しい?
- ・もしレポートが終わらなかったら?
ひとつずつ、回答していきます。
実務者研修のレポートは難しい?
初任者研修のレポートより難易度が上がっているのは間違いありません。
介護の基本を学ぶ初任者研修に対し、実務者研修では利用者にとって最適となる介助を『考える力』も要求されます。
特に介護未経験・無資格で実務者研修を受講する際は、イメージしづらい部分もあり、難しいと感じることもあるでしょう。
しかし、レポートは選択式の問題も多く、期限内に終わらない量を課すことはありません。
もしレポートが終わらなかったら?
レポートの提出が遅れてしまうとスクーリングが進められず、結果的に修了が先延ばしになってしまう可能性があります。
レポートを提出していないと受講できないスクーリングの科目があるためです。
なるべく期日までに提出できるようにしましょう。
レポートの答えは必ずテキストにある!書き方のコツをつかんで焦らずじっくり取り組もう!
まず、実務者研修は保有資格により受講科目の免除があるので、申し込みの際には必ず確認しておきましょう。
レポートに取り組むときは計画的に効率よく、じっくり問題を解いていけば、ほぼ間違いなく提出期限に間に合います。
ただし、答えを写すだけのレポートでは将来の介護福祉士国家試験にも影響してしまうので、しっかり内容を理解して取り組みましょう。
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詳しい実務者研修カリキュラムを『実務者研修の受講内容』ページにまとめておりますので、ぜひご覧ください。
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