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本日は介護過程Ⅲの第2日目、東京都錦糸町駅「未来ケアカレッジ錦糸町校」に来ています。
※地域により授業の順番・回数が異なります。
1日目に続いて座学です。
1日目が基礎知識の再確認だったのに対して、2日目は介護過程の展開演習が主になります。
介護過程とは、「利用者個々の生活上や介護上の課題の明確化を図り、解決するための計画を立て、実施し、評価する一連の過程」のことです。
「介護過程の展開」とは、上記で説明した介護過程を利用者に合わせた援助方法・方針・計画を派生・展開していくこと表します。
未来ケアカレッジの介護過程Ⅲはとにかく「考える」ことを育むことに注力しているようです。
受講生さんは、介護の現場で働いている方だけではなく、
初任者研修を終えてさらなる知識習得に向けて実務者研修を受講される方もいらっしゃるようです。
少しお話をお伺いしました。
初任者を受けてすぐに実務者研修を受講された理由は?
「介護の職業を志した時に、まず、出来るだけ知識と技術を付けてから就職活動をしようと考えていました。介護福祉士になる為には、
3年以上介護の業務に従事しないといけないというのは知っていたのですが、いつか受けないといけないのであれば、時間的に余裕がある今のうちに受けようと思いました」(30代、男性)
なるほど、こころざし、意欲がすごいですね。
ただ、実務経験がある方とない方を較べると、
経験がない方がどうしても遅れをとってしまうことがあるのではないでしょうか?講師の方にお聞きしました。
「もちろん、実務経験がある方は知識・技術の上では経験がない方には勝るかも知れません。
また、未来ケアカレッジの実務者研修では、特に受講資格は設けていませんが、実技試験があることから実務経験のあることが望ましいとしています。ただし、実務経験のない方でも「やる気」や「情熱」があれば大歓迎です!そのような方は、私たち講師陣が全力で合格に向けサポートします!!
実務経験のある・なしに関わらず、スクーリングの5日間は積極的に受講生同士の交流を促しています。実務経験のない方は、今お持ちの不安な気持ちを現場経験者に相談することもでき、将来の就職に大きく役立つと考えています。
実務経験がある人同士では、他施設との情報交換の場になるなど、こちらも授業で学ぶことと合わせて受講生同士の交流で得るものもあると感じています。」
なるほど、介護を目指すこころざしさえあれば、
気後れすることはないということですね。また、良き相談相手として交流を深めることもできるのですね。
安心しました。
特ダネ!
展開演習
介護過程の目的、意義、展開などをたっぷり学んだ後は、いよいよ介護過程の演習を行います。
用意された事例に基づいて情報の分析と計画立案を行います。
皆さん頭フル回転。たくさんペンを走らせています。
情報を分析し、様々な要因やその背景を考慮しながら計画を立てています。
非常に実践的です。
現役介護職員の受講生さんにお聞きしたところ、「仕事でアセスメントを書くことはあるけど、目的、意義などは、考えずに独学で書いていた。今日の授業でどういう意図があるのか、何が重要なのかを教わったので、明日にでも仕事に活かせそうです」とのお声が。
なるほど、現場に直結するとても重要な講座なのですね。
突撃取材
サ責の仕事
この2日目の終わりに、課題が出されます。
この課題は、5日目までにやってくることということで、教室がどよめきました。
どよめく教室。
課題の説明が終わると講師から一言。
「書き方や考え方がわからないところは、いつでも聞いてくださいね。講師は皆さんの味方ですよ!(笑)」
この言葉に、受講生にも笑みがこぼれます。
質問しやすい雰囲気を作ってくださったのはうれしいですね。
※実務者研修を修了すると、訪問介護事業所ではサービス提供責任者という役割を担うことができます。
ですから、この授業はサービス提供責任者になる為の練習でもあるのです。
だから、受講生さんの中には、「サービス提供責任者になるために実務者研修を受けに来た」という方もいらっしゃったのですね。
つまり、介護福祉士国家試験を受けるためだけに必要な資格ではないのですね。
知れば知るほど重要な講座、まだまだ実務者研修について取材を進めていきます。
※写真はすべてイメージです。