介護福祉士
2025.6.27

介護福祉士の資格とは?取得までの流れやメリットをわかりやすく解説

2025.6.27
介護福祉士の資格とは?取得までの流れやメリットをわかりやすく解説

目次

「介護福祉士はどのような資格?」

「資格取得のメリットは?」

「資格試験は難しいの?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

介護福祉士は、介護職で唯一の国家資格で、介護のプロとして現場で活躍するために重要な資格です。

本記事では、介護福祉士の資格の概要や取得するメリット、取得までの流れや試験のコツなどをわかりやすく解説します。

介護福祉士の資格の概要

介護福祉士の資格02

 

介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法に定められた介護職にとって唯一の国家資格です。更新不要で生涯有効なため、長く介護職として働こうと考えている方は取得したほうがいいでしょう。

将来的に、介護支援専門員(ケアマネジャー)の受験資格にもつながるため、キャリアアップしたい方にもおすすめです。

介護士やヘルパーとは異なり、ただ介護をするだけでなく、現場のリーダーとして業界を牽引する役割も担っています。

介護福祉士の資格を取得するメリット

介護福祉士の女性

 

介護福祉士の資格を取得することで、さまざまなメリットがあります。たとえば、ケアマネジャーや管理者など将来のキャリアアップにつながる点は大きな魅力です。

また、介護職としての評価向上や資格手当などにより、給料アップにつながるメリットもあります。

ここでは、資格取得後の働き方と資格取得の費用について詳しく解説します。

資格取得後の働き方

 

介護福祉士の資格取得後は、以下のような職種にキャリアアップ可能です。

  • ・サービス提供責任者
  • ・介護リーダー(主任)
  • ・ケアマネジャー
  • ・生活相談員
  • ・管理者(施設長)

また、介護職としての評価が高まり市場価値も上がるため、転職による待遇改善も期待できます。

未来ケアカレッジ」では、受講中または受講修了後に、介護スタッフとして就業希望の方へ就業支援をおこなっています。

未来ケアカレッジが運営するお仕事紹介サイト「未来ケアワーカー」も利用することで、より効果的な転職活動が可能です。

さらに、介護福祉士の資格取得者は、資格がない方に比べて以下のように給与がアップします。


保有資格別の平均月収

参考:厚生労働省『令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果

介護福祉士に加え、ケアマネジャーの資格を取得すれば、平均給与が388,080円までアップする可能性も調査結果からわかっており、資格取得は給与アップにおいて非常に重要です。

ケアマネジャーの資格については、以下の記事で詳しく解説しています。

▶︎ケアマネジャーとはどんな資格?資格の取得方法や受験資格も解説!

介護福祉士の資格取得にかかる費用・学費・受験料

介護福祉士の資格取得にかかる費用は、一般的に以下のとおりです。

費用の種類 費用の相場
養成校やスクール費用 ・専門学校:200万〜300万円ほど(2年間)

・短期大学:200万〜300万円ほど(2年間)

・4年生大学:300万〜500万円ほど(4年間)

・介護福祉士試験対策講座:2万〜4万円ほど

実務者研修の費用 ・103,950円(税込)

※無資格から未来ケアカレッジで取得する場合

国家試験の受験費用 ・受験手数料:18,380円(第37回試験参考)

・登録免許税:9,000円(収入印紙)

・登録手数料:3,320円

4年制の大学に行く場合は、介護福祉士だけでなく社会福祉士や精神保健福祉士など、そのほかの福祉系資格も取得可能になります。

介護福祉士の資格取得を目指すのであれば、専門学校や短期大学など2年制の養成施設に通うだけで十分です。

介護福祉士になるには?

 

 

介護福祉士になるには、主に以下3つのルートがあります。

  1. 1.養成施設ルート
  2. 2.実務経験ルート
  3. 3.福祉系高校ルート

 

上記のルートを経由し、介護福祉士国家試験に合格すれば、介護福祉士として働くことが可能です。

 

なお2026年(第38回)の介護福祉士国家試験から、パート合格制度がスタートします。パート合格制度とは、パートごとの合否判定もおこない、合格したパートは翌年または翌々年の受験が免除される仕組みです。

パート合格制度

パート合格制度に関する詳しい内容は、厚生労働省の『介護福祉士国家試験におけるパート合格(合格パートの

受験免除)の導入について』を参考にしてください。

①養成施設ルート

福祉系の専門学校や短期大学など養成施設を経由するルートでは、2年間学校に通いながら、介護福祉士国家試験の受験に必要なカリキュラムや演習を受講します。

卒業後、介護福祉士の国家試験に合格すれば資格を取得できます。

養成施設ルートでは、2年間介護に関する勉強をしながら、介護福祉士国家試験を目指せるため、余裕を持った試験対策が可能です。

※「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により、平成29年度(第30回)から、養成施設ルートが介護福祉士国家試験の受験資格となりました。なお、養成施設を令和8年度末までに卒業する方は、卒業後5年の間は、国家試験を受験しなくても、または合格しなくても介護福祉士になることができます。この間に国家試験に合格するか、卒業後5年間続けて介護等の業務に従事することで、5年経過後も介護福祉士の登録を継続することができます。令和9年度以降に養成施設を卒業する方からは、国家試験に合格しなければ介護福祉士になることはできません。

引用元:社会福祉振興・試験センターホームページ『受験資格(資格取得ルート図)

 

未来ケアカレッジでは、介護福祉士の試験対策講座を開講しているので、ぜひお気軽にご利用ください。

▶︎介護福祉士筆記試験直前対策講座(通学コース)はこちら

 

実務経験ルート

実務経験ルートでは、以下2つの条件を満たすことで、介護福祉士国家試験の受験資格を得られます。

  • ・3年以上かつ従事日数540日以上の実務経験
  • ・実務者研修の修了

 

介護福祉士国家試験を受験するためには、必ず実務者研修を受講しなければいけません。

未来ケアカレッジの実務者研修では、忙しい方でも学びやすいよう、自宅学習とスクーリング(通学)を組み合わせた学習スタイルで、働きながらでも資格取得が可能です。

介護福祉士国家試験の受験を目指す方は、余裕を持って実務者研修を受講しましょう。

▶︎介護福祉士実務者研修の受講申し込みはこちら

福祉系高校ルート

福祉系高校ルートでは、厚生労働大臣が指定する福祉系の高等学校で「指定カリキュラム」を修了し、筆記試験に合格することで、卒業後すぐに介護福祉士国家試験の受験資格を得られます。

在学中から介護職に必要な専門科目を学び、基礎知識から現場で活かせる技術まで幅広く身につけられます。

介護の実務経験や実務者研修の修了が不要なため、最短で資格取得を目指せるのも魅力です。

元々介護に興味があり、早い段階から専門的なスキルを習得したい人や、高校卒業後すぐに介護職として活躍したい人に向いています。

高校入学の時点で、将来的に介護の現場で長く働きたいと考えている場合は、有利な選択肢となるでしょう。

資格取得までの流れ

介護福祉士の資格取得

 

介護福祉士の資格取得までの流れは、以下のとおりです。

  1. 1.受験資格を満たす(養成校ルート・実務経験ルート・福祉系高校ルート)
  2. 2.必要に応じて受験対策講座を受講する
  3. 3.介護福祉士国家試験を受験する
  4. 4.試験合格後に資格の登録申請をおこなう
  5. 5.登録完了後に介護福祉士の名称を名乗れる

 

ここでは、介護福祉士受験対策講座の選び方や試験申し込みの流れ、試験内容について解説します。

スクールや講座はどう選べばいい?

介護福祉士受験対策講座を受講する際は、以下のポイントを比較し、自分に合った講座を選ぶことが大切です。

 

  • ・学習スタイル(通学・通信)
  • ・学習費用
  • ・サポート体制

 

たとえば未来ケアカレッジでは、通学やWEB講座、公開模試など自分の学習スタイルに合わせた選択が可能です。講師への相談体制や就職サポートも充実しているため、はじめての方でも安心して受講できます。

 

学習費用も受講する講座によって異なるため、学習内容と費用面のバランスを見ながら、最適な講座を選びましょう。

試験の申し込みと準備の流れ

介護福祉士国家試験の申し込みと準備の流れについて、実務経験ルートを例に解説します。

 

まずは、以下2つの受験資格を満たすことが必要です。

  • ・3年以上かつ従事日数540日以上の実務経験
  • ・実務者研修の修了

 

続いて「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」で受験の手引きを請求し、以下の必要書類を提出します。

  • ・受験申込書
  • ・受験用写真等確認票
  • ・受験手数料振替払込受付証明書
  • ・実務経験証明書
  • ・実務者研修修了証明書
  • ・従事日数内訳証明書(複数の事業所で勤務した場合に必要)

 

受験の手引きは請求してから手元に届くまで数日かかるので、早めに請求することが重要です。

たとえば、第38回介護福祉士国家試験の場合、受験の手引きが請求可能になる7月上旬から、受験申し込み受付期間締め切り8日前の8月28日までに請求しましょう。

試験内容

介護福祉士国家試験の出題科目は、11科目群を以下3つのパートに分けて125問出題されます。

試験時間 パート 科目群 出題数
午前 Aパート 人間の尊厳と自立・介護の基本 60問
社会の理解
人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術
生活支援技術
午後 Bパート こころとからだのしくみ 45問
発達と老化の理解
認知症の理解
障害の理解
医療的ケア
Cパート 介護過程 20問
総合問題

参考:介護福祉士国家試験介護福祉士国家試験科目別出題基準

介護福祉士国家試験の合格基準は「問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点を取ること」です。また、上記11科目群すべてで得点を取らなければいけません。

 

パート合格の場合も同様に、各パートの平均得点の比率を用いて、全体の合格基準点を按分して得られる各パートの点数以上を得点する必要があります。

 

さらに、当該パートごとを構成する試験科目群すべてにおいて得点があることも必要です。

最近の出題傾向としては「人間関係とコミュニケーション」で、チームマネジメントに関する問題が多く出題されるようになりました。

また「社会の理解」では、介護保険制度に関する問題が増えている傾向です。

介護福祉士国家試験に向けた準備のコツ

介護福祉士の試験準備

 

介護福祉士国家試験に向けた準備のコツは、以下のとおりです。

  • ・計画的な学習スケジュールを立てる
  • ・苦手分野を把握し対策する
  • ・模擬試験を活用する

 

いざ試験勉強をはじめようとしても、何から手をつけたらいいかわからない方もいるでしょう。

どんな勉強をしたらいい?

介護福祉士国家試験の受験勉強は、自分で参考書や過去問題集を購入し、独学で勉強することも可能です。

ただ、何からはじめたらいいかわからない方や計画的に学習し合格率を高めたい方は、介護福祉士国家試験対策の講座がおすすめです。

未来ケアカレッジの「介護福祉士筆記試験対策講座」は、合格率96.0%(2024年度実績)を誇り、以下のようなコースで学習できます。

コース 特長
通学コース ・6日×5時間の通学で合格に必要な知識を学習

・対面での講義のため疑問点はその場で解決可能

WEBコース ・70本の動画でポイントを絞った学習が可能

・Alが苦手分野を中心に出題することで弱点を克服

公開模試コース(会場または自宅) ・本番独特の雰囲気を疑似体験可能

・効率よく復習できる解説つき

介護福祉士筆記試験直前対策講座(通学) ・2日間×7時間で密度の濃い学習が可能

・得点につながりやすい分野に特化

▶︎介護福祉士筆記試験対策講座の詳細はこちら

まとめ

 

未来ケアカレッジでは、介護福祉士国家試験に必要な実務者研修から、試験直前の対策まで効果的に学習できる講座を用意しています。

今ならキャッシュバック制度対象で、お得に講座を受講可能です(条件あり)

通学やWEB、直前対策や公開模試など、あなたに合った学習スタイルが見つかるでしょう。

まずは資料を取り寄せてみてください。

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